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知りませんでした

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らっきょうをね。爪楊枝で難儀しつつも心のどこかで楽しみながらどつき転がし突き刺し頬張り、そのお供に発泡酒を流し込んでいたんです。咽喉に。胃の腑に。でらっきょうが終了、今は胡瓜と茄子の糠漬。やはり酒のつまみは漬物ですな。どうも。秋。

先日までの暫くの間。わたしは、特に珍しい事でもないがいつも以上にまともな睡眠をとっていなかった。1日2~3時間とか。大うつけな、阿呆なわたしは。そして恐らくそれは非常に良くなかった。気が付いたのは今日。今朝。


先週、土曜日から月曜日まで予期せぬ3連休に見舞われ、まるであてが無いので友人知人に片っ端から電話、しかしそのどれもにことごとくフラれいつもの如く不毛な堕落した日々を送っていた結果、見事なまでに昼夜が逆転し眠りにつくのが朝の8時とかの腐った体たらく。淀んだライフサイクル。しかし平時は朝の7時に目を覚まさなければならぬわたし。心づけばかりの抵抗は試みたのだが、やはりその黄河またはガンジス川の如き壮大な濁流には無念にもやはり敵わず、明くる火曜日には睡眠時間僅か30分で仕事らしきをやっつけたですよボクはなんとか。で、終わって、帰る道すがらにコレはヤバイと。自分の慣れ親しんだあの真っ赤なボデーではまるで無い、かなわぬ。と。
で寝ました。意識を失うように。全ての音が聴こえなくなる程に。夢も見ず。昏々と。

朝。予想すらしていなかった感覚。何故かって、「目覚める」という行為に人は不可避的に、成す術無く苦痛を伴う、というわたしの内の宇宙真理とも思える絶対的概念及び超自然原則が、その朝には成り立たなかったから。文句のつけ様の無い心地よい目覚め。なんてこった。愕然。こんな朝が存在するなんて。驚嘆。
ヒンドゥー教に於ける破壊神シヴァの様な圧倒的な存在が、実は自らの手で創り出した虚像に過ぎない事を知ってしまった一神教の教徒の様な心境。予想し得ない綻びを思いがけず眼前にしてしまった的な。今のわたしであれば、天動説という当時の普遍的概念から地動説を見出し唱えた後世の偉人ガリレオ・ガリレイと、同じ畳の上で酒を酌み交わし笑いながら互いに頭を叩きあえそうな、そんな気すらしてきます。妄想ですが。

という訳で今日はわたし、とても快活な日だったんです。
こんな新鮮な気分の今日という日に、これ以上、死ぬ程レスポンスの悪いクソPCなぞいじる様な殊勝な気は逆さに振っても出てきそうに無いので、ベッドに向かおうと思います。寝る為。

楽園よ再び。

by shallwegoout | 2005-10-13 01:06 | 休日  

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