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気がつけば

コッチに来て早くも一年が経ってました。何だかね、月並みだけど日本と違っていわゆる四季が無いので(乾季とか雨季はあるけど)、言われてみればああ一年か、みたいな極めてユルい感覚ですな。もしかするとタイ人の持つ時間感覚とかにも関係ありそうだけど、素人勘というか憶測に過ぎないので思い出した頃に再考察してみるかも。もしくはしないかも。

そんなこんなで結構キリがいい時期なのやも知れませんが、先だっての面接ラッシュの末に、結局なんだかんだで一番初めに内定を頂いた会社に決定。んで、先方の担当者が現在ベトナムに出張中のため、今後VISAやら労働許可証云々をどうするかについてを返信待ちな今日この頃。とりあえずはお疲れ様でしたオレ。やあ、これはまたお気遣い頂きどうもありがとうオレ。果たしてVISA取得は何処になるのやら。シンガポールだかマレーシアだかラオスだか日本だか…ぶっちゃけあまり時間は取れないだろうから何処でも大して変わらんのだけど。

んで、いい加減に時効が成立しそうなほど放っぽらかしてるベトナム写真ですが、こんなボクでも流石に危機感めいたモノは感じつつも結果的には黙殺し続け、気がつけばかれこれ3ヶ月弱。何度か手をつけようとしたものの"忙しい"という免罪符にかまけていました。ハイ言い訳。んで、先だってからのコメントからベトナム・ラオス関連の写真をアップしようとテンションを高める為、ベトナムの古都フエで買ってきたベトナム式コーヒードリッパーにラオスのチャンパーサックで買ってきたコーヒー豆を詰めて、インドシナの香りに身を任せ紫煙なども燻らせながら記憶を呼び起こそうなどと目論見つつフィルター部分に湯を落としたのだが、買ってきたコーヒー豆が粗挽きに過ぎたのかもしくはドリッパーの造りが粗雑に過ぎるのか、フィルターが詰まってしまい待てど暮らせど肝心のコーヒー汁が落ちてこない。これは困ったな、と憤慨混じりでしかし脳裏に浮かんできたのは、セピア色ながら実に忌々しい思い出ばかり@ベトナム。ああ、やはり自分にウソをついてはいけないなと思い、ここに宣言させていただきますが自分、ベトナムは全てに於いて大嫌いでした。もしもオレが時の権力者か何かであれば、何をおいても真っ先に滅ぼしてやりたい国です。以上。

そんなんで感慨とかは全く湧かないんだけど、とりあえず簡潔に画像を載っけます。著作権は他でも無いこの私に属し…たりとかそんなのは全然気にしないので、Googleの画像検索とかで辿り着いた方はどうぞ勝手に持って行ってください。我ながら使用価値があるとは毛の先ほどもあるとは思わんのだが。あ、クリックで拡大します。別窓で。


…ビエンチャンにて。もはや恒例となった感のあるラオス人の友人との呑み喰い。
左がケンで右がウドン。
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ケンと不肖こと私。何と言うか、気が付けば肌の色がほとんど一緒。なるほど、そりゃ確かにイミグレで職員からラオス人やタイ人に間違えられるというもの。納得。
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オレの伊達メガネを掛けて"似合わないでしょ。爺さんみたいで"と珍しく自虐ネタを飛ばしだしたウドン。ペースが早いのか、まあ、押さえて押さえて。
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翌日、ビエンチャン市内からはずれた所にあるベトナムは首都ハノイ行きのバスターミナルへ向かうミニバン車内。で、バスの車掌とかは、ビエンチャン市内にも拘らずベトナム語オンリーでラオス語が通じない。どうでもいいけど、ここからとりあえず地獄の30時間の始まり。
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思い出すだけでも肩が重くなるようなバス移動の末、気が付くとこんな感じの風光明媚な山間で減速しだしたバス。はて?
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と訝っていると、どうやら国境に着いた模様。この写真の真ん中に写っている赤いキャップを被っているのは、同じくビエンチャンから一緒に移動していた、身長約185センチのイタリア人男性。母国と違い、慣れ親しんだ民主主義国家では無い国を目前にしている為か気もそぞろな様子。
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んで、国境ゲート脇に目をやるとそこには野生化した山羊が。写真は撮らなかったんだけど、ラオス側の出国ゲートではベトナム人が文字通り押し合いへし合い。他人の事など屁とも思わず自分の出国手続きを我先にと主張する様は、さながらエサを奪い合う鯉といったところ。
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そんなでもみくちゃにされ最悪な気分で何とかベトナム入国。これはベトナム側のイミグレ。
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でベトナム側イミグレを背にして右側。社会主義国家でお馴染みの国家スローガンですな。
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イミグレ通過後、ベトナム国内にて車窓から。そこかしこに家畜が盛り沢山。
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トイレ食事休憩で立ち寄った人民食堂。ここのトイレが常軌を逸してヒドかった。中国?
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脇を流れていた川にて。足でボートを漕ぐ人。
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なかなか疲労困憊、というか死にそうな思いになりながらハノイのバスターミナルに到着し、そこに来ていたゲストハウスの呼び込みに応じて投宿・爆睡。で翌日ハノイを散策。道路脇の掲示板にあった"人民諸君、運転には細心の注意を!"みたいなチラシ。
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同じく掲示板にて。なんのこっちゃサッパリ分からんがとりあえずシンプルなデザイン。白地に赤と、社会主義を満面に感じる配色。
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んで、2時間ほど歩いた結果ホーチミン廊に到着。道中何度と無く英語とタイ語混じりのラオス語でベトナム人民に道を尋ねたものの捗々しい結果は得られなかった、というか完全に玉砕。結構必死に探していたのだが、市内には英語の標識とかも一切目にしなかった。代償は要した2時間と炎天下の中で失った体力。
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ホーチミン廊の正面。たぶん、ベトナム共産党の党本部か何か。
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憩いを求めてハノイの中心にあるホアンキエム湖へ。写ってないですが、写真を撮っているオレの真後ろ方向20メートルぐらいに、雄叫びをあげながらヘドロだらけの湖にダイブしているキチガイの小僧が居た。もちろんハノイ市民。
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湖周辺に居並ぶカフェ。シントーとかいうシェイクをオーダーしたところ、会計時にありえない金額を請求された。ベトナムでの洗礼第一弾。以後、ベトナム人民には殺意のフィルターを通して接するように。
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ハノイ市内に数多く並ぶビアホイにて。一杯40円ぐらい。
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同じくビアホイにて。真昼間から酒を飲んでくだを巻くハノイの旦那連中。ちなみに写っている3人のうち、一番左の涼しい顔をしてビールを呑みつつ応じているオッサンはこの店の店主。
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ビールを呑みながら荷物整理。出てきたタバコは3種類。左から順にベトナム製・ラオス製・タイ製。
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…以後、古都フエ編に続きます。近々。

by shallwegoout | 2007-11-14 16:18 | 小旅行  

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